オートクチュールの魂を宿す虹色の輝き!
2011年、独学でドレス制作を学んだ日本人デザイナー"小泉智貴"氏によって設立された、自身の名を冠したブランド"TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)"。"JOHN GALLIANO(ジョン・ガリアーノ)"のクチュールドレスに憧れた彼が生み出す、ボリューム感あふれるカラフルなドレスは、まるで「生きた彫刻」と評され、その作品はアートとしても高い評価を受けている。ファッションとアートの垣根を越えるその才能が、"NIKE(ナイキ)"と出会い、特別なコラボレーションシューズを生み出した。
ベースとなったのは、2001年に登場したミニマルなランニングシューズ"AIR SUPERFLY(エア スーパーフライ)"。このプロジェクトは、陸上短距離界の女王"シェリー=アン・フレイザー=プライス"の偉業を称えるドキュメンタリー制作を機に始動。「スポーツウェアとオートクチュールを融合させ、女性アスリートの力強さを体現する」という、"NIKE WOMEN(ナイキウィメンズ)"の新時代を象徴する試みである。
"トモ コイズミ"のデザイン哲学は、その細部にまで宿る。アッパーには、見る角度や光の当たり方で虹色に変化する、レンチキュラー素材を採用。歩くたびに色彩が移ろうその様は、まさに足元のためのアート作品である。最大の特徴は、着脱可能なベルクロ式のサイドスウッシュ。彼のシグネチャーであるフリルをあしらったマルチカラーのスウッシュなどが付属し、気分に合わせてカスタマイズが可能となっている。
アウトソールは半透明のマルチカラー仕様で、ドット状に配されたグリーンは2000年代の陸上スパイクを想起させる。インソールには"TOMO KOIZUMI"のロゴが輝き、虹色の包装紙や付け替え用のスウッシュを収納できる特別仕様のボックスが、この一足が持つクチュールのような価値を物語る。日本のマンガカルチャーから着想を得たポップな色彩と、女性アスリートへの敬意が融合した、遊び心と力強さを併せ持つ一足である。
日本国内では2025年9月19日にDSM Gおよびナイキ取扱店にて発売予定。価格は23,760円 (税込) 。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。