スケートとフットボールが交差する!
2009年、ロンドンのスケータークルーから派生し、英国特有のユーモアと90年代のノスタルジーを武器に世界のストリートシーンを席巻する "PALACE SKATEBOARDS (パレス スケートボーディング)" 。約10年間にわたる "ADIDAS(アディダス)" とのパートナーシップを通じて、スケートボードカルチャーとフットボールカルチャーの融合を独自に表現してきた 。その "PALACE" が、"ADIDAS" との長年の関係に終止符を打ち、新たなパートナーとして "NIKE(ナイキ)" を選択 。その記念すべき第一弾として選ばれたのは、スケートシューズではなく、2000年代初頭のフットボールシーンを象徴する伝説的スパイク、"TOTAL 90 III (トータル 90 III)" である。
"TOTAL 90 III" は2004年に登場し、「90分間戦い抜く」ためのパフォーマンスを追求したスパイクである。シュート精度を高めるためにサイドにオフセットされた非対称のシューレース構造と、足の甲内側に配置された特殊なパワーゾーン。そして、シューズ側面に大胆に描かれた円形の「90」ロゴ 。その革新的な機能美とアイコニックなデザインは、"WAYNE ROONEY (ウェイン・ルーニー)" や "LUIS FIGO (ルイス・フィーゴ)" といった当時のスター選手たちに愛用され 、多くのフットボールファンの記憶に深く刻まれている。
今回のコラボレーションでは、その伝説的なスパイクが、"PALACE" のフィルターを通して現代のストリートへと蘇る。アッパーはクリーンなホワイトを基調とし、サイドパネルやヒールカウンターには光沢のあるメタリックシルバーを採用。トゥ部分にはオリジナル同様のキルティング加工が施されている 。そして、アウトソールや円形の「90」ロゴには、鮮烈な蛍光イエローの "VOLT (ボルト)" カラーが差し込まれ、クラシックなデザインに現代的なストリートのエネルギーを注入している 。スパイクのスタッドは取り除かれ、日常使いに適したフラットなラバーソールへと変更されているが 、ヒールタブには "PALACE" のテキストが刻まれ、インソールには両ブランドのロゴが配されるなど 、コラボレーションならではの特別なディテールが随所に施されている。
さらに、このコラボレーションの象徴として、キャンペーンには "TOTAL 90 III" を代表するプレイヤーであった "ウェイン・ルーニー" 本人が起用された。彼が "PALACE" のウェアを纏い、このコラボレーションモデルを履く姿は、スケートボードとフットボールという、ロンドンのストリートに根付く二つのカルチャーが見事に交差した瞬間を切り取っている。
日本国内では2025年にPALACE SKATEBOARDSにて発売予定。価格は未定。
UPDATE
日本国内では2025年11月1日にPALACE SKATEBOARDSにて発売予定。
また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。




















