ヴィンテージ感を漂わせる絶妙なカラーリング!
1970年代、アメリカ全土を巻き込んだ空前のランニングブーム。創業間もない"NIKE(ナイキ)"は、その波に乗り数々の名作を世に送り出した。その筆頭格が、1976年に誕生した"LD-1000"である。"LONG DISTANCE(長距離)"の頭文字と、年間1000マイルの走破を目指すという願いが込められたこのモデルは、当時の最先端技術の結晶だった。 共同創業者"ビル・バウワーマン"と足の専門医が主導し、着地時の足の捻れを防ぐために踵の幅を広げた特徴的な"フレアソール"を開発。しかし、発売当初はこの形状が逆に膝への負担や故障を招くのではないかという懸念が生じ、もう一人の創業者"フィル・ナイト"がリコールを覚悟する事態にまで発展した。結果的に大きな問題は起きず、むしろその革新を恐れない姿勢と誠実な対応が、シリアスランナーからの絶大な信頼を勝ち取るきっかけとなった歴史的な一足である。
最新作は、そんなレジェンドモデルを現代のファッションシーンに馴染む温かみのある装いへアップデート。 通常はナイロンメッシュが使われるアッパーを、毛羽立ちのあるベージュのスウェードで構築。つま先やアイステイにはワントーン明るいスウェードを重ねることで、奥行きのある表情を生み出した。サイドを飾るスウッシュにはクリーンなホワイトレザーをセット。特徴的なフレア状のミッドソールは、経年変化したようなクリーム色でヴィンテージ感を演出し、アウトソールはブラックで引き締めている。
韓国では2026年1月7日にナイキ取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。












